「転職活動=転職サイトを使う」って、なんとなく当たり前になってますよね。
検索すれば求人がズラッと並んで、自分のペースで応募できる…たしかに便利!
でも、そんな“便利さ”の裏にこそ、見落とされがちなデメリットが潜んでいます。
実際、「転職サイト使って後悔した…」という声は少なくありません。
なぜそうなるのか?どんな人が転職サイトと相性が悪いのか?
本記事では、転職初心者こそ知っておくべき「転職サイトのデメリット」を徹底解説していきます。
決して、転職サイトが“ダメ”なわけではありません。
「正しい使い方」と「適切な役割」を理解すれば、あなたにとって強力な武器になります。
目次
【前提】転職サイトの役割と特徴
まず、誤解しがちなので整理しておきましょう。
転職サイトとは?
→ 企業が直接求人を掲載しており、求職者が自分で検索・応募するスタイル。
【転職サイトのメリット】も実はすごい
- 自分のタイミングで探せる
- 気になる求人に即応募できる
- 幅広い選択肢をチェックできる
- 会員登録だけで無料で使える
こんなふうに、自由度の高さと手軽さは転職サイト最大の強みです。
ですが…その反面、"便利さ"が"落とし穴"になることも。
【本題】転職サイトのデメリット5選
1. 書類で“機械的に”落とされる現実
転職サイトから応募すると、企業はまず「職務経歴書・履歴書」だけでふるいにかけます。
つまり、書類だけで「あなたの価値」が判断されてしまう。
しかも、多くの企業は応募が殺到してる人気求人ほど“自動フィルター”で落とすため、
「なぜ落ちたかわからない…」という不透明な不合格も多いんです。
書類に自信がないなら、転職サイト単独は不利になる可能性あり!
2. サポートが一切ない=完全自己責任
面接対策、職務経歴書の添削、企業とのやり取り…
全部あなたが一人でやる必要があります。
特に、年収交渉・内定時の条件確認・退職交渉など、シビアなフェーズで孤立無援に。
「どこまで聞いていいの?」「年収って上げてもらえるの?」
不安を感じたまま突き進むと、後悔する転職になることも。
3. 自分で探す労力が想像以上に大きい
「自分の希望に合う求人を探すだけで疲れた…」という声、実は多いです。
検索機能で条件を絞っても、情報が多すぎて判断がブレるのが現実。
例えば──
- 未経験OKって書いてあるけど、実際は経験者優遇
- 年収400万と書いてあるけど、実際は賞与含む表記
「よさそう!」と思って面接まで行ったら、実は全然条件違った…なんてことも。
4. ブラック企業に当たりやすい
求人を出すのは、あくまで企業。
誰でも求人を出せる=ブラック企業のフィルターが効きにくいという側面があります。
特に、下記のような求人は要注意:
- 常に掲載されている求人(=常に人が辞めている)
- 「アットホームな職場です!」(=曖昧で中身がない)
- 「若手が活躍中!」(=年功序列じゃない・離職率高め)
転職サイト経由の失敗あるある「入ってから後悔した」
5. 転職のプロの“目利き”がない
あなたにとっての“最適解”って、実は自分では気づけないことが多いです。
転職サイトでは、その目利き役がいないため、「本当はもっといい選択肢があった」ことにも気づけません。
しかも、自分の市場価値やキャリアの方向性について、客観的な意見がもらえないのも痛いところ。
【比較】エージェントとの違いとは?
比較項目 | 転職サイト | 転職エージェント |
---|---|---|
求人の探し方 | 自分で探す | プロが提案してくれる |
書類添削・面接対策 | なし | 専門アドバイザーが対応 |
年収交渉・入社調整 | すべて自己対応 | 代行してくれる |
企業とのやり取り | 自分でやる | エージェントが間に入る |
転職サイトが合う人・合わない人の違い
向いてる人
- スキル・経歴に自信がある
- 自分のキャリアを自分で管理できる
- 自由に転職活動を進めたい
向いていない人
- 書類選考で落ちがち
- キャリアの方向性に迷いがある
- 面接や交渉に自信がない
- 転職活動が初めて or 不安が大きい
まとめ:転職サイトは「便利だけど、全員向けではない」
転職サイトのデメリットは、「使い方」と「相性」で浮き彫りになります。
便利で使いやすいけれど、“一人で全部やるスタイル”が合わない人には負担が大きすぎる。
だからこそ、必要に応じて転職エージェントと併用することで、デメリットを補完しながら転職活動を進めるのがおすすめです。
補足:転職成功者のほとんどが「併用」している
転職成功者の約7割は、転職サイト+転職エージェントの併用が基本です。
「自分で求人を探しながら、エージェントにも相談」
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